各メーカーによる偏光レンズのメリット・デメリットとは?

こんにちはヤノです。

今回は以前のブログ「偏光レンズのメリット・デメリットとは?」の続編で、各メーカーによる偏光レンズの違いを比べてみます。

前回のブログも併せてどうぞ「偏光レンズのメリット・デメリットとは?

今回比べるのはスポーツアイウエアとして、実際各スポーツのプロ選手も愛用者が多いOAKLEY(オークリー)と、レンズメーカーTALEX(タレックス)の偏光レンズと、HOYA(ホヤ)の偏光レンズ「ポラテック」を比べていきます。

まず、偏光レンズと通常のレンズの違いですが、通常のレンズのサングラスはレンズの濃淡ですべての光を弱め、裸眼で映っている視界をそのまんま暗くしたといったイメージです。

つまり、視界の悪さが残ったまま全体的に暗くなるわけです。

偏光レンズでは、見えづらくなる原因の雑光を取り除き、尚且つ眩しさも抑えます。

(左)は元の状態。(中)は偏光レンズ。(右)は通常のサングラスレンズとなっています。

つまり、視界の邪魔な部分をカットして眩しくない鮮明な視界へと変えてくれる光のフィルターが入ったレンズとなっていますので、比べてみると一目瞭然です。

そして、殆どの眩しさをカットする偏光レンズですが、すべてのレンズが同様に作られているわけではありません。

・HOYA(ホヤ)の偏光レンズ(ポラテック)は従来のフィルムを挟み込む構造とは違い、偏光膜をレンズ表面にコーティングするレンズ設計。
各メーカーによる偏光レンズのメリット・デメリットとは?-つぶやき サンドイッチ設計の偏光レンズとは違い、「ツーポイント・ナイロール」フレームのフィルター剥離の不安を解消し、お勧めしにくかったモデルでも偏光レンズを使用できるようになっています。

また、強度近視の方にとってはレンズの厚みが出にくくなっている所も嬉しい所。

フィルムをサンドイッチする構造では、フィルター分の厚みが出てしまうのに対し「ポラテック」はコーティングなので、厚みを抑える事が可能となっています。

サングラスは目を守る道具と同時に、ファッションの小物として使用される方も多くなってきています。

そして、実用的に度付きサングラスで作るとすると「厚みがどうしても気になる・・・」と遠ざけていた部分も解消してくれます。

なので、今まで制限されたフレーム選びから幅が広がり、オールマイティーに対応出来て自由度が高くなったという印象です。

・OAKLY(オークリー)の偏光レンズは「HDPolarizedテクノロジー」という技術で、ビジョンを歪める接着剤とフィルムを排除したフィルター注入成形による単層レンズでの設計。

OAKLY(オークリー)では、完全な単層レンズを製造するため、正確な注入成形プロセス(レンズ1枚を成型する際に注入式の偏光膜を成型。)を使用することによって接着剤やフィルムが不要となっています。

つまり、従来のように変更膜はサンドイッチされている状態ですが、レンズ作成の際に層をつくると同時に偏光膜も成形する独自技術。

単層レンズにする理由としては、接着剤を使用すると透明度を低下させ、歪みを強調させてしまう為。

なので、サングラスの材質層を貼り付ける接着剤は使用せずに偏光機能を実現した技術力が高いレンズといった印象。

・TALEX(タレックス)の偏光レンズは、従来の設計でフィルターをレンズの間にサンドイッチする設計。

独自の「雑光カットフィルター」にヨード系原料を用いることで高い雑光カット率と可視光線透過率を実現する事に成功し、0.03mmという極薄のフィルターをレンズとレンズで完全に密着した状態で挟み込んでいます。 各メーカーによる偏光レンズのメリット・デメリットとは?-つぶやき TALEX(タレックス)のその偏光フィルターの接着技術がとても重要な部分で、40年以上の技術力・全行程の60%以上をハンドメイドで製作することにより、偏光フィルターの接着技術を可能とし、「透明度・歪み」を克服した、世界でもトップクラスの技術での設計です。各メーカーによる偏光レンズのメリット・デメリットとは?-つぶやき こちらは素材と接着技術の高さから生み出された設計のレンズといった印象です。

と、一口に偏光レンズといってもマニアックですがレンズ作成方法の違いがあります。

度なしの場合で、今回比べた3種類のレンズのメリット・デメリットはコチラです。

メリット

HOYA(ポラテック)
・様々な形状のフレームで作成することが可能。

OAKLY(オークリー)
・ミラーの種類が豊富。
・レンズ素材が丈夫で割れにくい。(Plutonite®という特許素材を使用。)
・他社にはない偏光レンズ+コントラストを向上するPLIZM偏光レンズがある。

TALEX(タレックス)
・可視透過率が高いので明るい。
・濃いカラーから薄いカラーまで幅広い展開。
・ナイロール・ツーポイントでも作成可能。(TALEX CACCHU選択なら可能。)

デメリット

HOYA(ポラテック)
・薄いレンズカラーが少ない。
・レンズ表面のコーティングの為、傷が付くと偏光機能が失われていく。
・ミラーコートが2種類(シルバー・オレンジ)のみ。
・度なしでのレンズ価格は割高になる。

OAKLY(オークリー)偏光レンズ
・オークリーのフレーム以外では使用できない。
・薄いレンズカラーがない。

TALEX(タレックス)偏光レンズ
・フィルター自体がサンドイッチ構造のため、ナイロール・ツーポイントフレームでは、剥離しやすくなるのでおすすめ出来ない。
・フレームの形状がフルリムの物にフォーカスされる。
・OAKLY(オークリー)と比べ、ミラーの種類が3種類(シルバー・ゴールド・ブルー)

といった内容です。

今回はこの3メーカーにフォーカスを当ててみましたが、他にも各レンズメーカーさんによって違いはあり、長所・短所に加えて、出来る・出来ない部分があります。

度付きの場合はまた少しメリット・デメリットが上記の時と変わります。各メーカーによる偏光レンズのメリット・デメリットとは?-つぶやき メリット(度付き)

HOYA(ポラテック)
・様々な形状のフレームで作成することが可能。
・度付きで作成する場合はコーティングなので、他者レンズよりも薄く仕上げる事が可能となる。

OAKLY(オークリー)偏光レンズ
・ミラーの種類が豊富。
・レンズ素材が丈夫で割れにくい。
・偏光レンズ+コントラストを向上するPLIZM偏光レンズがある。

TALEX(タレックス)偏光レンズ
・可視透過率が高いので明るい。
・濃いカラーから薄いカラーまで幅広い展開。
・ナイロール・ツーポイントでも作成可能(選択素材による)

デメリット(度付き)

HOYA(ポラテック)偏光レンズ 
・薄いレンズカラーが少ない。
・コーティングの為、傷が付くと偏光機能が失われていく。
・ミラーコートが2種類(シルバー・オレンジ)

OAKLY(オークリー)偏光レンズ 
・オークリーのフレーム以外では使用できない。
・薄いレンズカラーがない。
・スポーツ用ハイカーブ設計の為度付きの場合、モデルによっては製作範囲度数の幅がある。

TALEX(タレックス)偏光レンズ
・フィルター自体がサンドイッチ構造のため、ナイロール・ツーポイントフレームでは剥離しやすい。
・上記を含め、フレームの形状がフルリムの物にフォーカスされやすい。
・度付の場合は層を重ねるサンドイッチ形状の為厚みが出やすい。
・OAKLY(オークリー)と比べ、ミラーの種類が3種類(シルバー・ゴールド・ブルー)

偏光レンズでも各メーカーさんによって長所・短所があります。

是非店頭でお試しいただければと思います。