ミラーレンズのメリット・デメリットとは?
こんにちは。
過去に偏光・調光などのレンズについてご紹介しましたが、今回はミラーレンズについてのお話です。
ミラーレンズというのは、その名の通り鏡のように反射して写るレンズのことを言います。
ミラーレンズが主に使われているシーンは?
スポーツサングラスにはミラーレンズが採用されているモデルが多く、トレーニングの時や実際の試合でも着用している選手も居てます。
スポーツサングラスにミラーレンズが多い理由とは?
スポーツサングラスにミラーレンズが多い理由としては、屋外でのスポーツで眩しさを抑えるサングラスとしての役目は勿論の事。
加えて、試合中に視線移動で相手に次の動きを読まれない為や、プレー中に自身の状況が厳しい時に、辛い表情を相手に悟らせない為だったりといった、効果的な役割もあります。
スポーツ以外でミラーレンズを使用しているサングラスも数多くリリースされています。
スポーツ以外では、主にファッション的な要素が高く、夏であれば、シンプルなファッションへのアクセントとして。
秋、冬の季節では、ダークトーンが多くなる服装に差し色感覚としてもお使いいただけます。
ミラーレンズの特徴とは?
ミラーレンズは「蒸着」と呼ばれる薄い膜を通常のレンズに表面に施すことで作られます。
元のレンズの色ベースが濃いほど鏡のように反射効果が高く目が透けないようになり、逆にレンズカラーが薄いとミラーレンズでも目が透けます。
ミラーレンズで気をつけることは?
逆に視野に明るさを求めたい場合はミラー無しか、ミラーコートが外せないのであれば、ベースカラーに薄い色を選んだ上でミラーコートを施す方が良いと思います。
ですが、ベースカラーを薄くすることによって出てくるデメリットもあります。
色の濃淡にもよりますが、ミラーコートを付ける事でレンズの裏側(顔の側)から入った光が反射しやすくなってしまう傾向があり、これをレンズの”裏写り”といいます。
そして、特に薄いベースカラーのレンズで起こりやすくなります。
1番のデメリットといえば、深い傷に気を付けなければいけないということ。
ミラーレンズはレンズ表面へのコーティングなので、一度傷がついてしまうとその膜を修復することは難しいからです。
傷がついた状態で、眼鏡屋さんの超音波洗浄機で洗浄を行うと、場合によっては、少しの傷でも徐々に剥離していってしまう恐れがありますのでご注意いただければと思います。
ミラーレンズを少しでも長持ちさせるコツは、乾拭きをしないことです。
乾拭きも摩擦によってレンズに傷が着く原因になるため、レンズを拭く際にはしっかりとレンズクリーナーを使用することが大切です。
結果的に予防策としては、単純に丁寧に扱うことに尽きます。
1本をメインで使う事に対しては、リスクがやや高く感じるかもしれません。
ですが、スポーツと日常サングラスを併用で使う方や、2本目、3本目としてなら、ファッションにバリエーションが追加され、楽しんでお使いいただけると思います。
目が相手から見られない様にという点では、ミラーレンズに勝るものはないです。
是非店頭でおためしください。
過去のブログはコチラ↓