alain mikli AL1126 を加工する
こんにちは、ウチヤマです。
さて、今日は表題の通り、いつもお世話になっておりますお客様のS様のalain mikli(アランミクリ)が出来上がりましたのでご紹介します。
alain mikli AL1126 col.G04A
alain mikli(アランミクリ)のフレームはフレームレンズ共にゆったりと顔を包み込むような形状になっています(レンズカーブは5カーブ)。これに対してS様のお度数はS-7.00以上 と強度近視となり、通常のレンズではレンズ外面がフラットになりすぎてしまいます。
ポイントは
①試着時のフレーム形状を損なわない。
②レンズに睫毛が当たる
③強度近視で眼が小さくなる見た目を軽減する
という3点のことを考慮して作製しました。
コチラは加工前。ノーズパッド部分は「made in france」ということで低く、睫毛が当たってしまうので削り落とします。
コチラが加工後。鼻幅を狭く、高く出来るようノーズ部分を削り落とし、新たなパッドを接着しています。
また、ゆったりと顔を包むようなフロントカーブが変形し、雰囲気が損なわれないよう度付カーブレンズを採用することで、試着した際の見栄えや、掛け心地が変わらず作ることが出来ました。
レンズ表面処理は裏面のみマルチコート(反射防止コート)を施し、表面はハードコート仕上げとなっています。ミラーコートほどギラつきませんが、強度近視=眼が小さく見える というご不満をレンズ表面を程よく反射させることで分かりにくくさせています。
S様、ありがとうございました。