老眼鏡とルーペの違いご存知ですか?
こんにちは。
本日は、お題の通り老眼鏡とルーペの違いについてです。
ルーペといえばテレビでも話題になったハズキルーペ(※ハズキルーペは当店で取り扱いございません。)
両方とも近くを見る道具ですが、ルーペと老眼鏡の違いをご存知でしょうか?
ポイントとしては以下です。
・ルーペは拡大鏡とも言い、単に物を拡大するだけのもの。
・老眼鏡は、目の調節機能を補助し、見たい距離で手元のピントを合わせるもの。
使い方自体は同じような感じでお使いいただけますが、中身は全くの別物です。
まずは、ハズキルーペ。
個人的なイメージとしては、ハズキルーペは両目に虫眼鏡を眼鏡型として耳に引っ掛けれるようにしたイメージの商品。
眼鏡型にすることにより、塞がれていた両手が自由になるといった便利道具の1つです。「最近パソコンの画面が見えづらいから、眼鏡型ルーペにしたら大きく見えて両手も使える。」と、眼鏡型ルーペを購入を検討されている方はご注意いただきたい。
大きく見える方が良いと思い、とにかく倍率の高いものを選んだ場合いざ使ってみると、予想とは違い、想像より画面に顔を近づけないとよく見えないといったことになるからです。理由としては、ご自身の目の状態に対してピントが合っていないからです。
新聞等細かい文字を見る為であったり、拡大することを目的にルーペを購入しているならば問題ありません。
ルーペはかなり近いところでの作業に適したものなので、細かい作業をする職人さんやお裁縫をする方に向いている道具だと思います。
老眼鏡をルーペを同じように思っている方は、おそらく次の理由だと思います。
・強めの度数の老眼鏡なら、かなり近い距離でピントを合わせれる。
・物が近づくことで当然大きく見える為、老眼鏡=ルーペと一緒だと思っている。ルーペ(拡大鏡)に対して老眼鏡は、自分の目の状態と見たい距離に合わせて、右目、左目の状態に合ったレンズ度数を選びます。
人は両目で見る方が殆どかと思いますが、お顔が左右対称の方が居てないように、目の状態も左右対称の人は居ません。
なので、左右の目に適したレンズを入れる必要があるということです。
もちろんレンズを選ぶという事は、フレームを選び・その人に合ったレンズをフレームに入れます。
多くの眼鏡型ルーペはレンズとフレームの一体型になっていますので、例えば老眼が進行して見えにくくなってもレンズ交換が行えずルーペは使い捨てとなります。
フレームとレンズが別ならば、レンズ交換で繰り返し使うことも可能です。
以上の事を踏まえ、ルーペのデメリットはというと?
本来は老眼鏡で行うことをルーペでやろうとしているので、それをやるとルーペの最大の弱点であるピント合わせができない課題が露呈します。
ピントが合っていないのに、拡大することで見やすくしていると言い換えてもいいでしょう。
良い部分(メリット)でいうと、細かい手元の作業をする方にとって、ルーペは非常に便利な道具なのです。
どちらが優れているということではないですが、大事なのは使い方ということです。
今回のルーペと老眼鏡に関わらず、他でも言えることですが、使い方を間違えると良い物でも使い辛くなります。
個人的な感想の部分が多くなりましたが、少しでも皆様のご参考になれば思います。
ありがとうございました。