お客様の眼鏡を調光レンズでお作りさせていただきました。
こんにちは。
以前に調光レンズについてブログをUPしましたが、今回は調光レンズに新しいカラーが追加され、お客様のフレームをお借り出来ましたのでご紹介です。
今まで調光レンズのカラーバリエーションは「グリーン・ブラウン・グレー・ロゼ」がありましたが、今回は新しく「パープル・ブルー」が追加されました。
今回使用したレンズは「サファイアブルー」というカラー。
まず、調光レンズとはどういうものなのかと簡単に説明すると?
紫外線量によってレンズが変色するレンズで、太陽が昇っている間はサングラスのようにレンズが変色するレンズです。使用フレームはトムフォード「TF5466」。度入りでお作りさせていただきました。
下画像は、半分を布で隠し、もう半分は紫外線を浴びさせたレンズです。
紫外線が当たっている部分はサングラスのように変化し布で覆った部分は変化なしです。
スポーツタイプのサングラスに理想的で、例えば、ロードバイクに乗る方やランニングをする方は、昼夜問わず走ったりしますよね?自転車出勤の方ならば帰る時も勿論自転車です。
調光サングラスなら日中はサングラスとして、夜は眼鏡のようなクリアレンズへと変わりますので勝手がとても良いです。
屋内でのお買い物の際なんかにもお勧めです。室内に入ってしばらくすれば徐々にレンズは薄くなりますので、カバンの中から出したり直したりと、面倒な作業が省けます。
下の画像は、時間にして約5分間でレンズが変わっていく様子を捉えたものです。左から順番に徐々にかけて色の変化していくのがお分かりいただけると思います。
調光レンズのいい点は、わざわざ面倒な掛け替えをしなくても1本のサングラスで屋外・室内と兼用できるので、非常に便利なアイテムだということ。
デメリットの部分としては、紫外線量によってレンズが変色するため、車のフロントガラス自体が紫外線をカットしてしまう為に車内でのレンズ変化は薄く、ドライブする際のサングラスとして使うとするなら若干不向きなのかなと思います。
また『薄い⇒濃い』に変化するときは1分足らずで変色しますが、『濃い⇒薄い』の場合、色がもどる際は徐々に時間をかけて戻るので、思ったようにレンズが変色しないという点もあります。
そして、調光レンズには他にも性能が違う可視光線調光レンズというのも存在します。紫外線だけではなく可視光線にも反応する調光レンズ。(グレー・ブラウンの2色のみ)
つまり、車の中など紫外線がない環境でも色が変化し、紫外線量に加えて光量によっても変化するので、光による眩しさを防ぐことが出来るレンズとなっています。
反対にデメリットの部分としては室内光でも反応するという点。夜であろうとも光がある所(室内)でも変化するので、実際は多少の色変化がしていますので完全なクリアにならないという点。
使用頻度にもよりますが、以前にもレンズの寿命は約4年とお伝えしたことがあります。
調光レンズにも勿論寿命があります。調光レンズの場合は色の変化も経年変化でどんどん変化が薄れていきます。
寿命ともなれば一番薄い色でもなく、一番濃い色でもなく丁度中間の色に落ち着き、色の変化が徐々に起きにくくなっていくという面もあります。
メリット・デメリットも勿論出てきますが、使う場面によってはとても良いパフォーマンスをしてくれます。
両方とも度付き対応もできますので、是非店頭で実際に体験してみてください。
Instagramも毎日更新していますのでチェックしていただければと思います。
偏光レンズのブログはこちら⇒「偏光レンズのメリット・デメリットとは?」
調光レンズのブログはこちら⇒「調光レンズのメリット・デメリットとは?」