調光レンズの上手な使い方とは?|「メリット・デメリット」

こんにちは。

さて、以前にも調光レンズについてご紹介しましたが、今回は個人的に思う調光レンズの使い方のお勧めをお伝えできればと思います。

そして、反対にお勧め出来ない状況、デメリットについても触れていこうと思います。

はじめに

簡単に言うと、紫外線(UV)量によってレンズが変色するレンズ。

太陽が昇っている(紫外線を浴びている状態)間はサングラスのようにレンズの色が変わります。

調光レンズの上手な使い方とは?|「メリット・デメリット」-つぶやき

室内では無色透明で、屋外ではサングラスに変わるレンズと言ったらすごく都合の良いレンズのように聞こえます。

調光レンズには2つの特性があります。

①紫外線(UV)量によってレンズが変色します。
紫外線量が「多い時→色が濃くなる」「少ない時→色が薄くなる」
紫外線量によってレンズ濃度を調節します。

温度によってレンズ濃度が変わるということ。
温度が低い時ほど色が濃く、温度が高い時ほど色が薄くなります。
5月~6月の梅雨時期頃は、気温が低い割りに紫外線量が多いので濃く変色します。

逆に夏場の30度以上の気温になるとレンズ表面の温度も上がり、色が変化している状態を維持できず色が薄くなります。

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調光レンズのいい点は、わざわざ面倒な掛け替えをしなくても1本のサングラスで屋外・室内と兼用できるので、非常に便利なアイテムだということ。

紫外線が当たっている部分はサングラスのように変化し布で覆った部分は変化なしです。

実際にフレーム枠にいれるとこんな感じです。

室内に入ってしばらくすれば徐々にレンズは薄くなりますので、カバンの中から出したり直したりと、面倒な作業が省けます。

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屋内でのお買い物の際なんかにもお勧めです。

屋外のスポーツであれば、天候によって色濃度を調整してくれたりするので便利だったりします。

では、反対にデメリットの部分です。

紫外線量によってレンズが変色するため、紫外線が届かないところではレンズは変色しません。

例えば、車のフロントガラス・バイクのヘルメット(フルフェイス)などは紫外線(UV)を通しにくいです。

99%以上の紫外線をカットしてしまう為、車内などではレンズの変化はありません

なので、ドライブをする際のサングラスとして使うとするなら紫外線調光レンズは不向きです。

元々の薄い色→濃い色へ(東海光学:サンシェード)

こちらはベースカラー入りのサングラス。

もし、車内などで調光レンズを使いたいのであれば、ベースカラーが入っている調光レンズ。

イメージとしては、薄いサングラス⇒濃いサングラスです。

左の画像は、薄ら色が入っているのに対して、右の画像は完全なサングラスです。

元から薄い色が入っているので、紫外線を浴びるともう一段階レンズ濃度が濃くなります。

 

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『薄い⇒濃い』に変化するときは僅か1分足らずで変色しますが、『濃い⇒薄い』の場合、徐々に時間をかけて戻ります。

こちらのレンズは車内では薄い色が入っている分、クリアのレンズよりも視界が楽になりますが、常に色が薄く入っているので勿論室内でも薄い色が入った状態です。

上記は紫外線調光レンズ(UVによって色が変化するレンズ)

レンズの色が戻るまで約10分

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調光レンズは、思ったようにレンズが退色しない点。

上の画像は、時間にして約10分間でレンズが変わっていく様子を捉えたものです。

順番に徐々にかけて色の変化していくのがお分かりいただけると思います。

そして、使用頻度にもよりますが、どのレンズの寿命も約4年前後が目安です。

調光レンズにも勿論寿命がり、調光レンズの場合は色の変化が経年変化でどんどん薄れてきます。

寿命ともなれば一番薄い色でもなく、一番濃い色でもなく丁度中間の色に落ち着き、色の変化が徐々に起きにくくなっていくという点もあります。

まとめ

さて、今回の調光レンズ。
用途によってメリット・デメリットも勿論出てきますが、理解した上で使うと、とても良いパフォーマンスをしてくれるレンズです。

2ndサングラスとしてであったり、度入りで眼鏡・サングラスのお持ちの方は、手荷物を持たないまま1日を過ごす方にはお勧めです。

度付き対応もできますので、是非店頭で実際に体験してみてください。

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是非店頭でお試しいただければと思います。

※ご遠方の方への対応も行っております。

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